以前、ブログ内でコーヒーに触れた回があったが、
また珈琲にふれてみる。
最近、プレスで淹れる珈琲が一番うまいと聞き、
長年使わずにお茶しか淹れたことがなかった、
フレンチプレスを出してきて、自分ちで淹れるのに凝っている。
そういうこともあって、
生豆をその場で挽いて焙煎してくれるお店に入って、
豆と、スタッフさんとコミュニケーションを取るのが趣味になりつつある。
単純に、
スタバの『パッケージまでしっかりしてしまった』珈琲豆に、
留まってしまいたくなかったことが理由として、ある。
あれぐらい、質の高いサービス、
質の高い定番として定着した豆の種類、
チェーン展開としての成功、
ブランド化、
スタバの安定感には様々な産業も一目おくこともよくわかる。
ただ、豆にはこだわりたい、
少なくともパッケージまで『ある』と、
引いてしまう自分がいることに気がついた。
豆にもブランドを。
という応援なのかもしれないが、
シンプルに武骨に、
ノーパッケージ、オンリーワンネーム。
を貫いている小さいお店の豆に着目したくなった。
パッケージなどなく、全部同じ袋で、
それぞれ『名前だけ』持っているという珈琲豆に。
ただ、スタバ、タリーズ、ドトールなどのおかげで、
これだけカフェ愛好家が増えたとはいえ、
豆を買って、
自分ちで淹れ、
『自分好みの味を探したい』
みたいに考えているひとは全体からしたら、
そんなに多くはないようにも思う。
そこにはコーヒーはさることながら、店が提供してくれる空間に魅力があるからだろう。
コーヒーを淹れるのにも手間がかかる。
実際定番の、フィルターを通して淹れるいれ方は、
豆、フィルター紙がごみとして出る。
毎回、フィルター紙がごみとして出るのは、
実はエコっぽくなく気が引けたこともあり、
プレスで出している理由に至る点でもあるが。
要するに、コーヒーを自分で淹れるのは、めんどくさいのである。
ただ、少数であっても、自分で淹れようと考えるひとに対して敷居を低く、
キャッチーなカンジで、
訴えかける工夫が、スタバの「スマトラ」、「ハウスブレンド」など
数多あるパッケージのサマなのだと思う。
自分自身もそこから入らせて「いただいた」ので、スタバには深く感謝をしている。
だから、いまLv.2くらいなのかもしれない。
ゲーム「コーヒークエスト」的にいうと。
ただ、パjッケージなしでがんばる小さい店の「健気な」コーヒー豆たちを、
応援、広告するには。
と少し考えている。
通だけ、と引き離して考えるのももったいない。
だって、やなか珈琲店のパプアニューギニア産「アレクサンドラ・ハイランド」が、
あんなにもすっきりして、高い空を仰いでいるような感じの味がするとは、
スタバで待ち合わせをすることだけに重きを置いているOLさんは知りもしないことなのである。
知り合いの元アイドルさんに飲ませたが、絶賛だったし。
そして、少数派である「プレス淹れ派」をちょっと増やしたいとかいう気持ちもある。
実はエコだし。
淹れればいいじゃない、じぶんで。
あなたが知ってもいい世界がある、と思うのだ。