年1発目はこれにしようと思っていた。
いい意味での、反則的広告。
昨年、個人的に勝手に大いにお世話になった大泉洋氏。
仕事柄、目黒駅をよく使うのだが、アトレ目黒をはさんで三井住友銀行側、
つまり目黒駅西口側に、
やや目立つ感じで広告の掲示がされている建物上部のスペースがいくつかある。
写真屋さんの上ではなく、朝もずっとライトが点滅して回っている
「ビデオ鑑賞」広告の隣ビルの広告。
そこには、大泉洋がいる。
朝、太陽を仰ぎながら陽光に当たっているこの広告を見るのだが、
はっきり言って、朝からこの表情<かお>は、反則である(笑)。
隣に入っているコピーは、「まるで、いれたてのおいしさ。」
と、言ってしまうと平凡なものだが、
それが大泉洋の表情とうまいバランスで成立し合っており、
いい広告、気になる広告となっている。
その板に載っている広告も、
目黒駅へ向かって東急ストア方面から歩いてきた、
あるいは大鳥神社下から権之助坂をバスであがってきて目黒駅前の停留所で
下りたひと、
目黒駅で降り西口から出て、東急ストア側に歩いていくひと、
ぐらいしか見ることができないような死角に入っているような、
ある意味貴重な広告である。
なんか、朝から大泉洋の表情に、ほっこりしてしまうのである。
東京のセワしい雑踏に、もみくちゃにされそうになりながら、
この広告にふと目をやれたなら、
なんだかその日も、グッ。と「がんばってこか」というキモチになる。
あえて、その写真はいま載っけない。
それぐらい、朝見てもらうには価値ある広告だから。
そう、これはススメている。目黒で見ることを。
画像のヒントとして、PokkaのWEBページバナーを載せておくことにする。
そして、ご覧になった方もすでにいらっしゃるかもしれないが、
18種類もオンエア分を作ってしまった、このアロマックスのCM。
そのうちの、お気に入りの一本を。
・・・左手で飲んでもおいしいだなんて、当たり前のことなのかもしれないが、
ヌケっと言い放ってしまう、この小気味よさ。
大泉洋じゃないタレントが言ったら言ったで、
露骨にウケを狙ったとしか思えないようないやらしさか、
言わされた感しか残らないかもしれないが、
「大泉洋が」言うから、
これは、彼だから、出てきた言葉のように感じてしまうから不思議だ。
2010年の広告の顔は、彼が担っていくべき、とも、思う。