アニメといったものを観ることはあまりないジブンが、
最近よく観ているものがある。
『
けいおん』。
昨年放送していたものは、「けいおん!」だったようだが、
いま2期めだそうで、
「けいおん
!!」なんだとか。
そもそも気になって観てみたのも、
「そういや、『けいおん』ってアニメ流行ってたっけ?
ちょっと観てみようか」
と、いつもお世話になってますYouTubeサンに
投稿されている動画を拝見して、
「ほほう、これはたしかにおもしろいかも。」
なんて思って、いまに至る。
カンタンに言ってしまうと、
とある女子高 軽音部の
「音楽ときどきお茶、ときどきお茶‥」
といった感じの、
演奏もするが、
それ以外の何の変哲もない、
「ひごろ」の描きかたに焦点をあて、大切にしたストーリーに思える。
といっても、けいおんつまり「軽音部」のハナシであるわけだから
もちろん演奏ありきで。
「やるときはやる」といった雰囲気を醸したオリジナルの楽曲たちは
どれもステキに異彩を放っている。
ほわんとしたストーリーにメリハリがあるようにみえるのは、
音楽がバランス良く根幹を成しているからに他ならない。はず。
ガールズバンドは多々あれど、
アニメキャラで、高校生で、ほわんとした天然キャラだが
音楽をやるときはしっかりやる。
といった位置が新しかったようにも思う。
実はあまりなかった、みたいな。
彼女らはアニメキャラでありながら
オリコン1位を獲ってしまうぐらいだという。
同日に発売したその2枚のCDによってちょっとしたことにもなったようで。
週間シングルチャートでのアニメキャラクター名義の
シングル首位獲得と
アニメキャラクター名義で発売されたCDで、
「週間オリコンランキング」初登場1位・2位独占と
『女性歌手』としての週間ランキング初登場1位・2位独占は
オリコンチャートでは史上初の快挙なのだとか。
そこまで大きな騒ぎになるだろうとかいうことは
放映当時は気にも懸けていなかっただろうが、
けいおん公式Webサイトアクセス数が
かの木村拓哉氏主演人気ドラマ「MR.BRAIN」のアクセス数を越え、
TBSサイトにて1位になっていたということを耳にしても
大したものと思える。
各キャラクターが持っている10数万円以上する
ギブソンのギターやフェンダーのベースも、その影響あって売れまくっている
というのも興味深い。
旬なところで、
この作品のキャラクター担当の声優さんがキャラクターから
離れてコンサートライブを横はマリーナで
明日 6/30、発売されるとのこと。
大きく話題にはなるのだろうとは思う。
声優がアニメから離れて、アイドルのように気取るのは
結構前から目立ってはいた上で気にも留めなかったが、
昨今の広告制作側と広告発信側のカンケイに似ているなと思う次第で。
「クライアントの」名前が「どん」と乗っかった形で
広告は作成され、
本来、裏方の『制作側の』名前は出ない。
ただ、その「作品」と呼べるものに関して注目されたものに対しては
携わったニンゲンの名前がいまや結構一人歩きし始めている。
それに付随して注目された制作者に仕事の受注が相次ぐ、といった感じで。
声優も、本来アニメキャラクターあっての裏方の位置であろうから、
作品が注目されてそのあと仕事の受注が相次げば、
万々歳なのだろうが。
「けいおん」に関していえば、
やはり作品に、魅力があるのだろうと思っている。
多々意見はあるだろうが、そんなにしゃしゃり出まくるのも
野暮な気がする。
確かに声優さん、特に女性声優さんなんかは、
かわいいルックスの方が多く
アイドル視されることは多いのであろうが。
ちなみに、今夜火曜の深夜放送である。
決勝トーナメント進出した、W杯サッカー日本代表の戦い時間と
若干、かぶりそうな時間だろうかと思っていたら、
TBSでその中継があったあと、そのあとのようである。
ここまで人気があるのはなぜなのだろうか、
なんて、結構本気で考えさせてもらってもいる。
恋愛に明け暮れない、
「等身大の女子高校生の日常 × ギター音楽」が単純に新しいのか、
「萌え」を含めた各キャラクターのかわいさだけで
ここまで人気は爆発しないだろう。
ただ、いつまでも包まれていたい心地のいい、ほんわか感があることはたしかかも。
うん、ぜひ観てみることはオススメする。男女問わず。
参考程度に、彼女らの「オト」を。