綿密に作られていることもそうだが、
この広告で勉強させてもらえることもいくつか。
生涯学習のユーキャンの、「シカク.TV」。
正直、気になるのは
くりいむしちゅーのふたりの内輪のじゃれ合いぐらい。
本当にわかりやすく出来ていて、
「シカク、取ってみよう、か、、な。」
みたいなキモチに、沿うような造りになっている。
ユーキャンも言ってしまえば出版業の一端といえる。
そのなかで通信を通じ、一般消費者と関わり合い、
彼らを、ほぼ顔も見ることが無い彼らを、
資格習得に導くべく、日々試行錯誤しながら
コンタクト手段のひとつであるテキストを作成するなり、
課題の添削をするなり、しているわけである。
彼らの熱意がうまく乗るようないい演出にもなっている気もする。
ひとつのテレビ番組として見れるぐらいの質と感じるぐらいだ。
というのも、そのヒントは
「上田晋也」編の3番目の動画にあって。
「分からない人が一番偉い。」
という言葉を、明示していて。
「初めてテキストで学ぶ方の気持ちに沿って教材を作っていくことが重要。」と。
これは出版業だけではなく、
広告表現のアウトプットにも大きく関わってくる『肝』で。
実際、広告なんて誰もが傍目に通り過ぎるのが当たり前の存在なわけで、
初めて見る人に、どれだけの速度で わかりやすく届くのか。
むしろそれだけで、9割以上が決まったりするのが広告といえる。
広告に附記された企画意図のような長〜いボディコピーを読む人なんてほぼいない、
と捉えた上で、
どれだけ『初めて見る人を』意識できているか。
この、くりいむしちゅー上田晋也司会の番組がここまでわかりやすいのも、
ユーキャンの『わかりやすさ眼』による演出があってのことなのだと思い。
一方、そのシカクを、
「取得する側」を追ってみている動画も「シカク.TV」として構成されていて。
イモトアヤコを起用するあたり、人選もぬかりがないなと感じるばかり。
動画全体に通っているのは、
押し付けがましくない温度での、ユーキャンのアツい想い。
講師の講師として指導に当たる曽我部さんが、
「すべての資格講座において国家試験等の合格者輩出率が、
全部において全国1位になること」
と、いい表情で夢を語っていたこと。
この動画までも、初めて見る人をしっかり意識したつくりであること。
揺るぎない『芯』を感じるとともに、
この動画から、広告から、学ぶ部分は、多い。