自由なオトナへ。
カンタンなキャッチフレーズではあるけれど、
ドラキュラを模したかわいいぱみゅぱみゅが画面にドン!と映っていることの
それだけで、なにか強い説得力をもっていそうな不思議なカンカクに陥る。
その自由なオトナへ。
はもちろん、g.u.の服のプロモーションなのではあるけれど、
彼女の魅力を炸裂させ「すぎない」意味でうまいトーンを保てているHPだと思える。
彼女の楽曲はPerfumeのプロデューサーとしても知られる
中田ヤスタカ氏のプロデュースの下、制作されていることは有名なハナシだろうが
現在19歳のPOPさが時代に妙にマッチしてというより、
実は求められていたモチーフだったのかもしれなくて。
それが日ごろひとが気づけていなかったすき間にフィットした、ということだろう。
「きゃりーぱみゅぱみゅ」という、ひと聞きすると奇をてらったとしか思えない
へんてこりんな名前も彼女のキュートさ、
リリースされる楽曲のPOPさが、ちょうどよい現実離れ感をひとに抱かせるのかもしれない。
だって間違っても、自らを「きゃりーぱみゅぱみゅ」などと名乗れないだろうし、
仮に名乗っていても、俗な言い方ではあるがこんなお人形さんのようなルックスである。
なんてことは、組み合わせとして『ない』はずだから。
「好きなようにやっている」
と受け取ってもらえている時点で、この「きゃりーぱみゅぱみゅ」プロジェクト自体は
成功しているのだと思うが、
このWebは彼女の雰囲気、これからの展望を
適度に出し、適度に隠した、うまいプロモーションなのだと感じる。
g.u.が彼女の新曲のように、これからの秋のシーズンに映える存在になっていくかは
またこれからの展開次第であろうが、
このWeb上のとっかかりのひとつである「ぱみゅぱみゅ神経衰弱」は
ことのほか、燃える。
意外にも結構楽しめる内容であったことにも、うまさを感じる。
ただ同じ柄を揃えるのがトランプ「神経衰弱」のルールであるが、
ここでは『全くおんなじ柄でない』トランプを揃えるのである。
中身はやってみてのお楽しみ、といっておこう。
誰もが知っているはずだろう神経衰弱のルールを「ちょっとだけ」いじって
急に、訪問者を巻き込む。
そのうえで、きゃりーぱみゅぱみゅに勝利して、
武道館ライブにもいけたら、それは感無量ではないか。
ま、ライブ招待は、勝ったうえでの抽選ではあるけれども。
かわいければなんでも許される??
みたいな、「なんでも」ほどではなくても
その片鱗をみるような うまい、そう「おいしく」作ってあるWebであるわけだ。
かわいい女子にはぜひ、注意したいものである。。